輝く小麦 実りの滝 農協サイロ 受け入れ開始
【広尾】農協サイロ(社長・山本勝博JA中札内村組合長)の十勝港広域小麦流通センターで10日、十勝管内の2017年産小麦の受け入れが始まった。
管内24JAとホクレンが出資する農協サイロは11万7000トンの収容能力がある。小麦をJA、品種、等級別に保管、船で本州の製粉会社に出荷する。
17年産小麦の収穫は8日までに終了。センターへの受け入れは例年より若干早く、天候が悪かった昨年に比べると15日早く始まった。午前8時半ごろに「初荷」の垂れ幕を付けたトレーラーが到着。受け入れ口に荷台から小麦を流し込んだ。10月末をめどに搬入が進み、最盛期には1日に3000トンが運ばれる。
本州への船の初便は9、10月ごろとなる見通し。山本社長は「今年は好天に恵まれ、質、量ともに良い結果となっている。管内農協の期待に応えるべく管理の責任を果たしたい」と話していた。(伊藤亮太)