コンブ漁スタート 広尾で初日から100隻超
【広尾】夏の風物詩のコンブ漁が15日早朝、国道336号(黄金道路)沿いの海岸で始まった。100隻以上が繰り出し、力を込めて海中のコンブを引き上げている。
今年は波や天候の状況が良く、解禁日に漁がスタートした。午前5時ごろから磯舟が沿岸に並び、漁業者はさおでコンブを引き寄せた後、手作業で船に引き上げた。付近の陸上では家族らが待ち受け、船からトラックにコンブを移し替え干し場に運んだ。
昨年は漁期の全般にわたって天候に恵まれず、盛漁期の7~9月にほとんど出漁できなかった。漁業者は「夏にコンブ漁がないと活気がない。走りコンブの時期に多く漁に出られれば」と話していた。漁は10月ごろまで続く。(伊藤亮太)