帯工で説明会 十勝建設産業の未来を考える会
帯広開発建設部や帯広建設管理部、帯広建設業協会、十勝測量設計協会などでつくる「十勝建設産業の未来を考える会」(木原俊哉座長)は、帯広工業高校で説明会を開いた。参加した同校の環境土木科1年生35人に、建設産業の仕事や魅力を伝えた。
同会は十勝の建設産業の担い手確保を目的に2014年に設立、各機関が連携して高校生を対象とした説明会を開いている。
6月20日は「道路ができるまで」をテーマに、発注機関、建設コンサルタント、建設業者がそれぞれの役割をプレゼン。地質調査や設計図作成、現場監督の仕事など、道路作りに多くの人が携わっていることなどを説明した。
北王コンサルタントの石川健司専務は「担い手が集まらない現状を打開するため、学校や各協会が体制を整えていく必要がある。この説明会を通じて、これから受ける授業の学びを深めてもらえたら」と話していた。
説明会後、山田凌輝さん(15)は「道路ができる過程を知り、視野が広がった。特に建設コンサルタントの仕事に興味が湧いた」と話していた。(牧内奏)