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ベトナムに十勝の味 観光大使の栂安さんが発信

ベトナムで十勝食材の魅力発信に取り組む栂安さん

 とかち観光大使で、帯広市内で料理教室を主宰する栂安信子さん(63)が、ベトナムで十勝食材の魅力発信に取り組んでいる。今月は道が主催した現地でのセミナーに招かれ、料理を提供して十勝産大豆をPRした。栂安さんは「おいしさを伝えられた。十勝の食材は素晴らしく、試食会などで味を知ってもらうことが大切」とし、今後も情報発信を続ける考えだ。

豆腐作り教室 現地で注目

 道は13日、ホーチミン市内のホテルで「北海道魅力発信セミナー」を開き、現地の関係者ら約150人が参加した。北海道の食や観光情報を紹介した他、レセプションでは「北海道を代表する食材」(道経済部)として大豆や日本酒、米、水産物、牛肉などの料理を提供した。

 栂安さんはレセプションで豆腐60丁を作り、ライムなどの薬味を加えて提供。栂安さんの豆腐を使ったケーキも並んだ。12日には約30人が参加した料理教室を開き、豆腐作りを指導したほか、豆腐を使ったタコライスや大豆とクリームチーズのサラダを紹介した。

 特に手作り豆腐は好評だったとし、栂安さんは「十勝産の大豆や豆腐は現地の物より価格は高いが、おいしいと分かってもらえた」と話す。今回使った大豆は帯広の農業梶宗徳さん(43)栽培の「大袖の舞」約30キロ。梶さんも「今回のイベントをきっかけに、海外進出の糸口が見つかれば」と期待する。

 栂安さんは2013年から、ベトナムでの十勝食材発信に関わっている。きっかけは、東南アジアへの道内企業進出を支援する企業から、牛肉消費拡大に向けたレシピ作りを依頼されたことだった。

 ベトナムで受け入れられるよう、ごまだれをかけたしゃぶしゃぶと、ズッキーニを添えた焼き肉レシピを考案。レシピは栂安さんの写真とともに冊子となり、現地のスーパーで配布されている。

 16年11月には現地で料理教室や実演販売を行い、帯広の豊西牛の魅力を伝えている。
(池谷智仁)

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