日本一早い桜の花 とかち帯広空港でお目見え
とかち帯広空港の1階カウンター前に、日本で最も開花が早い沖縄県本部町の桜が飾られている。濃いピンク色にもえる「琉球寒緋桜」の花びらが一足早い春を告げ、利用客の目を引いている。
「日本一早く桜が咲く地」として知られる本部八重岳で21日から始まった桜まつりに合わせ、同町の観光協会が協賛企業の日本航空(JAL)に毎年贈り、同社が帯広を含む全国22空港に発送している。
帯広に到着したのは20日。数本の切り花が飾られたロビーは春めき、チェックインの手続きに向かう家族連れらが足を止めて見入ったり、写真撮影をしたりして楽しんでいる。
沖縄から厳寒の帯広までの距離は約2300キロ。桜は寒さに弱く、毎年1週間ほどで葉が落ちてしまうという。日本通運JALグループ便担当の関谷真哲空港営業課係長は「期間限定の桜。ぜひ立ち寄って見てもらえれば」と話している。
(安倍諒)