十勝凍てつく 広尾除き氷点下20度以下
上空に強い寒気が入り、晴れて地表の熱が奪われる放射冷却現象などの影響で、13日の十勝地方は今季一番の冷え込みとなった。最低気温が最も低かった陸別の氷点下28・7度を筆頭に、19観測地点中18地点で氷点下20度を下回った。帯広は同22度。この冷え込みで十勝川には濃い川霧が立ちこめ、幻想的な雰囲気を醸し出した。
帯広測候所によると、上士幌町糠平と豊頃町大津を除く17地点で今季最低を更新。広尾(氷点下14・2度)を除く18地点で氷点下20度を下回った。帯広が同20度を下回ったのは今季初で、平年より8・7度低かった。
12日も冷え込みは厳しく、日中は風が弱く気温は上がらず、帯広の最高気温は平年より3・8度低い氷点下5・6度だった。寒さのピークは14日朝までで、帯広の予想最低気温は同18度。(池谷智仁)
◆十勝管内気象のデータについて
・十勝管内各地点計測の気象データ-気象庁公式ホームページ