今年の豊作を祈願 管内農業団体
管内の農業関係団体と十勝総合振興局の豊穣(ほうじょう)祈願式が6日午前10時半から、帯廣神社で執り行われ、JAの組合長や団体の代表が今年の豊作と農作業の安全を願った。
農業団体の仕事始めに合わせて開いており、十勝総合振興局、十勝地区農協組合長会、十勝農協連などから約70人が参列した。神事では同振興局の梶田敏博局長、同会の有塚利宣会長、十勝農協連の山本勝博会長らが玉串を奉てんした。
昨年の十勝農業は、JAの取扱高が2923億円となり、おととしの3233億円に次いで高かった。ただ畑作を中心に、日照不足や長雨、台風被害に見舞われ、多くの農作物で収量、品質が低下。今年の作柄への期待は大きい。
梶田局長は「去年の分を取り返す大豊作になるように心を込めてお願いした。振興局と普及センターも地域と連携して対応し、ぜひ良い年にしたい」と語った。有塚会長は「豊穣と農作業の安全を祈願した。十勝農業のブランドを一層高めていきたい」と抱負を述べた。
(安田義教)