岩手・山田町への義援金500万円突破 池田高吹奏楽部
【池田】東日本大震災の被災地・岩手県山田町への義援金を呼び掛ける、池田高校吹奏楽部(黒田楓部長、部員23人)は昨年12月26日、同6月から12月までの町内外の公演で集めた募金25万5618円を池田町役場に預託した。2011年6月の公演から始めた善意はこの日で500万円を超えた。
町は山田町とワインを通じた交流があり、災害支援協定を結ぶ。同日は3年生の黒田部長(18)と志田なつみ総務長(17)、2年生の高橋ひより副部長(16)、顧問の本田健一教諭が役場を訪れ、勝井勝丸町長に義援金を手渡した。山田町への義援金を募った公演は累計203回で508万327円となった。
昨年は8月に4つの台風が道内に上陸・接近し、池田町も農業や町道などに被害が出た。山田町への義援金と並行して集めた水害に対する義援金11万8422円も預けた。
今年も山田町への義援金を募って公演をする。黒田部長は「先輩から続いてきた募金がお客さんや公演主催者の協力があって500万円を超えてうれしかった。(後輩には)これからも募金活動を続けて演奏をしてもらいたい」と話した。(関坂典生)