ボルダリング楽しんで 25日オープン
本別・旧仙美里中
【本別】利活用へ整備が進む旧仙美里中学校(仙美里元町151)で、25日、ボルダリング施設やレストランがオープンする。当日は午前10時から午後3時まで、多彩な記念アトラクションを予定している。
同校は2014年3月に閉校。町民有志のまちづくりグループ「仙美里プロジェクト」(朝日基光会長、15人)が、「世代を問わず楽しめる場所」として運営する。
ボルダリングはフリークライミングの一種で、壁に取り付けられた「ホールド」と呼ばれる突起物をつたい、登るスポーツ。
同校体育館に設置される施設は壁が4面ある。高さ3・6メートルのものが1面、他の3面は同3・3メートルで、うち2面は110度と100度の角度をつけた。現在、ホールドの位置などを調整中だが、小学生も楽しめる初級の難易度だという。
レストランは旧職員室を使い、そば・うどん、カレーライスやコーヒーといった軽食を用意。体をほぐす整体、悩みを聞くカウンセリングコーナーもある。
当日は義経太鼓や本別中学校吹奏楽部の演奏のほか、今後体育館で毎週金曜日に開かれる社交ダンス教室のメンバーによるクリスマスダンスパーティー、ドローンを使った子ども向けメニューも予定。
計画では来春、体育館にスケボーの「ミニランプ」やトランポリン用器具が登場する。将来的には旧教職員住宅を利用した外国人・観光客の宿泊や研修生受け入れ、自然活動の拠点など全学校施設の活用を目指す。
体育館利用者は運動靴が必要。オープン日は入場無料とし、先着100人におやきを配布する。通常時の入場料や時間体制については細部を検討中。朝日会長は「将棋や囲碁、雑誌類もあり、気軽に訪れて」と来場を呼び掛けている。(木村仁根)