「酉」年の十勝ワイン登場 池田高美術部がラベル考案
タンチョウとニワトリ描く 12日に町内で発売
【池田】池田高校美術部(秋葉一司部長、8人)は来年のえと、酉(とり)年にちなんだ十勝ワインのラベルを考案した。特製ラベルを張ったワインは12日、町内の丸信新津商店(西1、新津雅弘社長)で販売される。
同店が高校生に地域貢献の機会をつくり、若い感性を商品に生かそうと同校に依頼。2012年のえと(辰=たつ)に始めた。同部のえとラベルは6年目。今回は部員が11月の部活動でデザインを考えた中から、ラベルにふさわしい酉年が伝わる絵柄2点を選んだ。
2年生の秋葉部長(17)が考えたのは、青空を飛ぶタンチョウの姿で「冬に大空を華麗に優雅に飛んでいるイメージがあり、酉年に良い」と話す。もう1点が1年生の久常優花さん(16)の作品で、酉の文字にニワトリの赤いとさかと足を描き、「文字で表現したかった。選ばれてびっくり。良い記念になる」と喜ぶ。
えとラベルの「セイオロサム」の赤(2012年物)と白(2015年物)に張り、1本(720ミリリットル)2278円。数量限定。同店の新津いづみさんは「年末年始の土産にぴったりのラベルになった。十二支の半分がそろったので、来年以降も続けたい」と話す。
同部は3年生5人が引退し現在は3人での活動だが、秋葉部長と久常さんの他、2年生の天野菜々子さん(17)とともに来年も取り組む考え。(関坂典生)