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感謝満開 最後の販売会 閉課の定時制 2日に鉢花 音更高校

鉢花販売会をPRする農業科の生徒。右から今村幸樹さん、小山田さん、田中松利さん、三瓶達也さん(新井拓海撮影)

 【音更】音更高校定時制課程農業科(藤井勝弘校長、生徒11人)の生徒が育てた花の販売会が12月2日午前10時半から正午まで、同校舎内のビニールハウスで開かれる。同課程は今年度いっぱいで閉課となるため、農業科主催の販売会は今回が最後。生徒たちは先輩たちが築いてきた歩みと来場者への感謝の気持ちを込めて販売する。

 鉢花販売会は、生産から販売までを体験する「草花の授業」の締めくくり。毎年、市価の半値ほどで販売していることから、町内外のファンが行列をつくる人気ぶりだ。

 今年もポインセチアとシクラメンを栽培。7月に直径9センチのポットに株を定植し、ある程度成長してから仕上げ鉢に移植した。生徒は募集停止のため、現在3年生のみで、週3回程度、夏場は30度を超えるビニールハウスの中で、形の悪い葉を取り除く「摘葉」や、内向きの葉の方向を外向きに整える作業を行うなどして、丁寧に栽培してきた。

 当日販売するのはポインセチア600鉢、シクラメン800鉢。価格はポインセチアが700円から、シクラメンは600円から。近年、ポインセチアの人気が高いことから、今年はプリマレッド、コスモレッドの2品種を新たに試験的に栽培、プレミアムレッドなど計5品種を販売する。

 ビニールハウスの中には赤や乳白色のポインセチアや白、ピンク、赤い花を咲かせたシクラメンが満開になり、当日の“出番”を待っている。

 毎年販売会を行ってきた3年の小山田勇輝さん(18)は「今年で最後なのは寂しいが、日々色づいてくるのを楽しみにしなから一生懸命育ててきた。多くの人に買ってもらいたい」、担当教諭の野坂渉農場長(28)は「生徒の実習の成果を見てほしい」とPRしている。

 販売会は来年度以降、全日制普通科に引き継がれる予定。育てた花は農業科の活動を知ってもらうため、同校普通科教室にも飾られる。(鈴木裕之)

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  • 来月2日に最後の鉢花販売会 音更高定時制農業科  2

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