歳暮商戦へ気勢 藤丸で恒例の出陣式
年末の歳暮商戦に向けて、藤丸(西2南8、藤本長章社長)は3日午前9時10分から「出陣式」を開き、藤本社長を先頭に従業員ら約150人が士気を高めた。
商戦スタートに合わせた恒例行事。藤本社長は「地方の百貨店は苦戦を強いられており、藤丸も同様だ。地域の皆さんの支持がどこまで得られるか試される12月となる」と述べ、三井幹雄取締役営業部長の発声で、拳を挙げて3回、「頑張ろう」と声を上げた。
同社は今年の商戦売り上げ目標を前年実績の101%にあたる1億4100万円に設定。3日から7階ギフトセンターを開設し、カタログ掲載だけで800アイテム以上を用意する。
営業企画課の野瀬洋明係長は「十勝関係アイテムだけで25%ほどを占め、限定品も充実させた」と力を込める。開始10年を迎えた十勝産品詰め合わせ「とかち小箱」(4600円)の外装をリニューアルしたほか、大正5年当時の藤丸社屋をあしらった限定ラベルの十勝ワインセットなども用意する。同センターは12月22日まで開設する。(佐藤いづみ)