帯広で初霜、初氷 今季一番の冷え込み
十勝地方は15日朝、上空に寒気が入り、晴れて地表の熱が奪われる放射冷却現象の影響で今季一番の冷え込みとなった。帯広では氷点下0・3度と今季初めて0度を下回り、初霜、初氷を観測した。
帯広の初霜は平年より6日、昨年より9日それぞれ遅く、初氷は平年より2日遅く、昨年より1日早かった。
管内では陸別で氷点下5・0度、上士幌町糠平で同3・4度、幕別町糠内で同3・1度まで冷え込んだ。各地で11月上旬から中旬並みの寒さとなり、観測19地点中18地点で今季の最低気温を更新した。帯広市内では車の窓ガラスが凍ったり、緑ケ丘公園の遊水路で氷が張るなどした。
帯広測候所によると、厳しい寒さはいったん落ち着き、16日は最高気温が20度近くまで上がり、最低気温も7度ほどになると見込んでいる。(松村智裕)