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忠類でユリ根収穫盛ん 高級食材 全国で人気

収穫後、選別される白いユリ根(8日午前8時半ごろ、金野和彦撮影)

 【幕別】町忠類地域の特産ユリ根の収穫と出荷が行われている。高級食材の白い球を傷付けないよう、農家が丁寧に作業を進めている。

 町忠類幌内の野坂幸市さん(62)の畑では8日も、午前5時から同8時ごろまでユリ根を収穫し、その後ビニールハウス内で洗浄、選果、箱詰めした。家族3人と従業員3人の計6人で、ほとんどの工程は手作業。8月末から収穫が始まり、今月末まで続く。

 関西などで和食の高級食材として使われるユリ根は、種子の育成に3年、栽培に約3年と、出荷まで計6年ほどを要する。約1・6ヘクタールで栽培する野坂さんは「今年は台風や日照不足の影響で小玉傾向だが、甘みは寒くなるこれから増してくる」と話していた。

 野坂さんも加入している忠類百合根耕作組合(野村進組合長、22戸)では約7・3ヘクタールで栽培し、全国でも有数の出荷量を誇る。収穫したユリ根は、JA忠類の直売所「菜の館ベジタ」(町忠類白銀町)でも販売している。(眞尾敦)

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