女性がん啓発でウオーキングイベント
ピンクリボンウォークへの参加を呼び掛けるスタッフ
【上士幌】「ピンクリボンウォークｉｎ上士幌」が１０月１６日午前８時４５分から、町内で行われる。町が昨年度から取り組んでいる女性のがん検診普及啓発キャンペーン事業の一環で、ウオーキングイベントは初開催。歩くことで健康増進に加え、女性特有のがんに関する知識を深めてもらうため、町は多くの人の参加を呼び掛けている。
町は受診率１００％を目標に、昨年度から２０～４０歳の子宮頸がん検診、４０～７０歳の乳がん検診をそれぞれ無料にした。受診率も２０１５年度は子宮頸がんが２１・１％（前年度１５・１％）、乳がんが２５％（同１８・９％）といずれも向上した。
今年度からは北斗病院（帯広）が新たに導入したＰＥＴ装置「ＰＥＭＧＲＡＰＨ（ペムグラフ）」を使ったＰＥＴ乳がんドックも、町が料金の半分（１万円）を助成して受診できるようにするなど、検診率アップに努めている。６月には同病院の副院長で乳腺・乳がんセンター長の川見弘之氏を招きＰＥＴ乳がんドックに関する講演会を実施した。
当日は３キロと１キロの２コースを用意。町スポーツセンター発着で、市街地を歩く。参加者はピンクのゼッケンを着用し、コース中に設けられた数カ所のチェックポイントでは、女性がんに関するクイズなどを楽しみながら歩くことができる。参加者にはふれあいプラザの入浴券などの参加賞も用意している。
町はシューズやシャツなどピンク色の着用を呼び掛けており「お子さんと一緒にウオーキングを楽しみ、女性がんについて理解を深めてもらえれば」（保健福祉課）としている。参加希望者は１０月７日までに申し込む。申し込み、問い合わせは町保健福祉課（０１５６４・２・４１２８）へ。（川野遼介）
◆ピンクリボンウォークｉｎ上士幌について
・ピンクリボンウォークｉｎ上士幌－上士幌町公式ホームページ
