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台風による欠航で利用者減 8月の帯広空港東京線

 帯広市空港事務所は、とかち帯広空港の8月の利用状況をまとめた。東京線(羽田)の利用者数は前年同月比1・5%減の6万336人、搭乗率は同3・7ポイント減の74・9%で、いずれも2カ月連続で前年同月を下回った。同月の一連の台風で欠航が相次いだ影響とみられる。

 航空会社別では、日本航空(JAL)が4万28人(前年同月比1・4%減)が利用し、搭乗率は74・0%(同5・8ポイント減)。同社帯広支店は「8月後半は台風の影響で東京を3往復する便が欠航したことに加え、復興割を使って九州地方を旅行先に選ぶ人が多かったためか、目的地が分散化した」とみている。

 エア・ドゥは2万308人(同1・8%減)が利用し、搭乗率は76・6%(同0・4ポイント減)。同社広報は「お盆の時期を中心にこの1カ月は堅調だったが、台風7、9、10号で計6便が欠航した影響が数字に出たのでは」としている。

 また、8月限定でJALが季節運航した名古屋線は、前年比12・8%減の4557人が利用し、搭乗率は同6・8ポイント減の81・2%だった。(小縣大輝)

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