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水門問題に質問集中 幕別住民説明会

猿別水門に対する町の対応に質問が相次いだ住民説明会

 【幕別】町は24日、町民会館で台風10号の被害対応についての住民説明会を開いた。主に被災者支援策の説明だったが、出席者からは一時不具合で閉まらず水害拡大の要因となった猿別水門について、質問が集中。飯田晴義町長は今週早々にも説明会を開くよう帯広開発建設部に要請しており、近く行われる見通しを示した。

 猿別、相川の住民ら約90人が出席。両地区では8月31日、水門から水が旧途別川に逆流してあふれ、約300ヘクタールが冠水した。

 町は両地域の被害が23日現在、住宅が床上34件、床下16件、事業所が床上7件の浸水が確認されていることを報告。出席者からは水門について「(国の)調査に時間がかかりすぎている」「帯開建に対して事実確認と説明を強く要求して」と求める声が相次いだ。

 町の危機管理体制についても両地区に午前4時20分に避難指示が出されたが、「午前4時には旧途別川があふれていた」「避難勧告を経ずに指示が出たのはなぜか」「公区長から避難を伝えられたのは午前5時半。もっと早く伝達できなかったのか」と改善を求める意見が出た。

 町は「罹災証明書」の発行や災害見舞金の支給など支援策についても説明した。(眞尾敦)

 

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