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勇壮に海上渡御 十勝神社30年ぶり

大勢の町民が見守る中、海上渡御に向けて船に乗せられたみこし(21日午前11時40分ごろ)

 【広尾】創建350年を迎えた十勝神社の秋季例祭の本祭が21日行われ、みこしを乗せた船が航行する「海上渡御(とぎょ)」が行われた。海上の安全と大漁を祈りながら、ご神体が広尾の海を渡った。

 本祭では毎年、「十勝神社神輿会」(武藤敏行組頭)が中心となってみこしを担いで町内を練り歩くが、神社の節目の年には海上渡御が行われる。今回は創建320年の1986年以来30年ぶりに行われた。

 みこしは午前8時45分に神社を出発。町内を回り、午前11時半ごろに十勝港に到着した。大勢の町民が見守る中、同会のメンバーらによって漁船に乗せられ、正午ごろに広尾漁協(亀田元教組合長)所属の15隻を従えて汽笛を鳴らして出港した。

 みこしは町南側のルベシベツ沖までの約10キロを往復し、午後2時半ごろに帰港、その後は本通りなどを練り歩き、同4時50分ごろに神社に戻る。30年前の海上渡御にも関わった同会若頭の藤倉包基(かねもと)さん(62)は「良い天気の中、みこしを送り出せて良かった」と話していた。(伊藤亮太)

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