十勝毎日新聞 電子版

Tokachi Mainichi News Web

ご当地「とむらバーガー」完成 新得・富村牛小中学校

地元食材を活用した「とむらバーガー」を完成させた児童ら

 【新得】町立富村牛小中学校(中村俊緒校長、児童生徒14人)の小学2~5年生6人が12、13の両日、地場食材を活用した「とむらバーガー」の調理に挑戦した。シカ肉やジャージー牛肉、地場野菜をふんだんに使った児童オリジナルの“ご当地バーガー”を完成させた。

 同校は4月、自然に恵まれた地域の特色や特産物をグルメを考案する「「とむらバーガープロジェクト」を」立ち上げた。小学校の生活科・総合学習授業を活用して事前学習を進めてきた。

 プロジェクトには、道内で唯一、ジャージー牛を肉牛として生産・販売する関谷牧場(関谷達司代表)や、シカの捕獲や養鹿(ようろく)、加工、販売するドリームヒル・トムラウシが協力。児童は7月の事前学習で関谷代表から食育に関する講話を聞き、8月の事前学習ではドリームヒル・トムラウシの見学にも臨んだ。

 両日のバーガー作りは、事前学習を踏まえた実習として位置付け、山の交流館とむらでの調理には地域住民も協力した。パン粉は十勝産ブランドを使い、バーガーにはさむ野菜は学校農園で育てたミニトマトを使うなど“地元産”にこだわった。

 児童は、白ごまと黒ごまを入れたパン生地を作った後、シカ肉とジャージー牛の肉を使用した2種類のハンバーグをフライパンで焼き上げた。オーブンでふんわり焼き上げたパンに具材をはさみ、お好みでケチャップやマヨネーズを添えた。児童が描いたイラストシールを張ったオリジナルの袋に収め、シカ肉バーガーとジャージーバーガー各25個を完成させた。

 この後、全員で試食し、沼澤拓哉君(5年)は「おいしい」と満足げにほおばった。他の児童からも「給食にも出してほしい。まつりで地域の人にも食べてもらいたい」との声が上がった。菅野みゆき教頭は「身近で生産する鹿肉、牛肉と農園の野菜を使ったバーガーを自分たちで作り食べるというトムラウシならではの総合学習ができた」と感慨深げに話していた。(佐々木健通信員)

関連写真

  • “ご当地”バーガー 新得・富村牛小中学校 2

    “ご当地”バーガー 新得・富村牛小中学校 2

  • “ご当地”バーガー 新得・富村牛小中学校 3

    “ご当地”バーガー 新得・富村牛小中学校 3

更新情報

及川慎二がパワーリフティング道最高記録750キロ達成、治療院の支えで驚異の復活

紙面イメージ

紙面イメージ

5.4(土)の紙面

ダウンロード一括(47MB) WEBビューア新機能・操作性UP

日別記事一覧

前の月 2024年5月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

十勝の市町村

Facebookページ

記事アクセスランキング

  • 昨日
  • 週間
  • 月間

十勝毎日新聞電子版HOME