台風、子どもの心理ケア呼び掛け 芽室町教委
【芽室】芽室町教委は、台風10号で被災した児童・生徒について、学校全体で見守るよう町内の各小・中学校に呼び掛けている。必要に応じ、スクールライフアドバイザーも派遣する。
町教委によると、台風10号で避難所に身を寄せた児童・生徒は88人。自宅が床上・床下浸水の被害に遭った子どもたちもいる。町教委は5日付で被害の大きかった地域の児童・生徒が通う芽室西小と芽室西中の校長宛に「児童の心理的ケア」について文書を通知。翌6日には町内の全小・中学校に口頭で伝えた。
通知では、被害を受けた地域の児童や生徒に対して言葉づかいに気を配ったり、子どもたちの様子を注意深く見ることなどを求めている。これまで、スクールライフアドバイザーの派遣が1件あった。
弦巻潔学校教育課長は「(災害時の)怖い経験がよみがえる可能性もある。保護者の方にも気を付けて見ていただき、まず学校に相談していただければ」と話している。
(澤村真理子)