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3ゴルフ場今季クローズ コース冠水、復旧困難

台風10号による大雨で被災した札内川ゴルフ場(1日、折原徹也撮影)

台風10号被害6カ所通常営業一部ぬかるみも
 台風10号による大雨被害を受け、十勝管内の3つのゴルフ場が12日までに今季の営業続行を断念した。他の6つのゴルフ場は営業しているものの、コースの一部がいまだにぬかるみ、芝の保護のためフェアウエーのカート乗り入れを禁止するなど、影響を引きずっている。

 今季クローズを余儀なくされたのは、帯広リバーサイドゴルフ場(帯広市西16北3)、北海道クラシックゴルフクラブ帯広(清水町羽帯4)、札内川ゴルフ場(幕別町札内稔町57)の3カ所。いずれも昨季に比べクローズ時期は3カ月ほど早い。付近を流れる河川の増水でコースが冠水。コース内のグリーンが剥がれたり、流木、石、土砂、備品などが散乱し、早期復旧が困難な状況にある。

 帯広リバーサイドゴルフ場を管理運営する帯広緑化振興公社は「コースの7割が土砂で使えない。フロントの受け付け電話機が流され、ゴルフ場の電話番号はつながらないので自動音声で問い合わせ先を変更している」という。

 一方、帯広カントリークラブ(芽室町中美生5)、帯広白樺カントリークラブ(音更町長流枝17)、十勝カントリークラブ(同町下士幌51)、帯広国際カントリークラブ(幕別町千住427)、サホロカントリークラブ(新得町狩勝高原)、上士幌ゴルフ場(上士幌町上音更西3)は通常営業を続けている。

 しかし、各ゴルフ場ともコース内の一部がぬかるむなど、台風10号の爪痕が残る。コース内2カ所の橋が落ちるなどの被害を受けたサホロカントリークラブは8月31日以降、9日までクローズし、復旧作業に追われたが、10日以降は営業を再開した。また、帯広カントリークラブは駐車場ののり面の一部が高さ3メートル、幅5メートルにわたって崩れた他、ゴルフ場につながる町道の一部が流失した。部分的に片側交互通行の地点があるが、コースに大きな被害はない。(内形勝也)

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