一般会計で総額約9億円計上へ 帯広市9月補正予算案
帯広市は23日開会の市議会9月定例会に、総額8億9471万5000円の一般会計補正予算案を提出する。台風被害の復旧事業費については整理を進めている段階で、必要に応じて追加提案を検討する。
8月中旬からの一連の台風では、市内で橋の崩落や河川敷スポーツ施設の浸水、倒木などの被害が出ており、復旧に向けて各担当部局で積算作業などを進めている。「早期に着手が必要で9月定例会に間に合うものは追加で提案したい。その後は専決処分、12月補正などで予算措置を検討していくが、今年度中に全て整理・措置をするのは難しい」(財政課)としている。
9月補正は、2015年度決算で実質収支が黒字だったことに伴う剰余金の積み立てや、国庫支出金などの返還金がメーン。その他に、児童扶養手当で第2子以降の加算額が8月から増額になったことに対応する費用などを計上した。
特別会計では、来年3月末で市内の中央・中央第二駐車場を廃止するのに合わせ、不動産鑑定費用253万6000円を計上。その他、各会計の15年度決算剰余金の積み立てなどで、特別会計の補正総額は5億1471万6000円となる。一般会計を合わせた総額は14億943万1000円。(丹羽恭太)