中札内・台風10号被害、畑作916ヘクタール 定例会開会
【中札内】村議会定例会は7日午前10時に開会。田村光義村長は台風10号の被害について、畑作で916ヘクタール、畜産では牧草10ヘクタール、鶏7万5000匹に上ると報告した。
8月30日の台風10号は、畑や関連施設の冠水や流失などの被害をもたらした。畑作物別の被害内訳は、豆類177ヘクタール、ジャガイモ296ヘクタール、てん菜335ヘクタール、枝豆など野菜類153ヘクタール。
また、戸蔦別川にかかる戸蔦大橋で帯広市側の道路が増水で流失し、橋脚点検も含めて通行止めが長期化する見通しを示した。既存予算で復旧作業に対応できない部分について、村は16日の定例会で補正予算案を提案する予定。
午前の議事では、村保育所条例の一部改正など議案6件を原案通り可決。保育料や村営住宅家賃の算定で、税法上の寡婦控除を受けられない未婚の一人親家庭にも軽減措置を適用する。(深津慶太)