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無添加のビーフジャーキー味わって 山中牧場

商品化した「ビーフ・トバ」を手にする山中さん

 「山中牧場」(帯広市美栄町西3線)は、飼育するブラウンスイス牛を使ったビーフジャーキーを商品化し、販売を始めた。無添加にこだわり、発案から商品化まで約2年をかけた。牧場の山中幸江さん(62)は「体に良い材料を使った商品を味わってほしい」とPRしている。

 商品名は「まほろばのビーフ・トバ」。約7ヘクタールの放牧地で、ストレスなく育てたブラウンスイス牛の自家製もも肉を使い、サケトバのようなしっとりとした口当たりから名付けた。

 製造・加工は鹿追町の農畜産物加工会社「草原の風」に委託。味付けは、しょうゆ、砂糖、食塩、みりん、こしょうのみで一切の食品添加物は使っていない。薫製には桜チップを使用している。

 「普通のジャーキーより水分が多く、無添加なので衛生上の基準をクリアするのが大変だった」と山中さん。保健所から少量の添加物を入れるよう提案されたが消費者目線を貫き、冷凍保存の方法で商品化にこぎ着けた。「ビールにもよく合い、子どものおやつにもぜひ」と話す。

 1袋18グラム入り。山中牧場では700円(税抜き)で販売している。発送も可能(送料は自己負担)。問い合わせは同牧場・電話兼ファクス(0155・64・4775)へ。詳細はホームページ(「十勝 山中牧場」で検索)を参照。(高津祐也)

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