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フキの森青々 足寄螺湾地区で収穫

螺湾川沿いで自生ブキを収穫する阿部さん(18日午前10時ごろ、新井拓海撮影)

 【足寄】「ラワンブキ」の名称の由来となった町螺湾(らわん)地区の自生ブキの収穫が18日、始まった。螺湾川沿いにうっそうと伸びるフキを農家が一本一本鎌で刈り取っている。

 町特産のラワンブキは北海道遺産に登録され、町内では二十数戸が栽培しているが、自生ブキは螺湾地区の約1・5ヘクタールのみ。

 上螺湾229の農業阿部壽美雄さん(60)=らわんグリーン研究グループ代表=は、所有する螺湾川沿いの約0・7ヘクタールで収穫を始めた。沢で育つ自生ブキは畑の栽培物に比べ水分が豊富で、鎌で刈り取ると、切り口から勢いよく水が出た。

 今年は5月下旬の低温と今月上旬の遅霜などの影響で、例年に比べ伸びていないが、それでも高さ2メートル以上、茎の直径は太いもので約7センチに育った。阿部さんは「原産の自生ブキは軟らかく、あく抜きも必要ない。食感も最高」と話した。

 同農場の収穫作業は7月上旬まで行われ、約4トンを出荷する予定。収穫後は箱詰めされ地方発送される他、3キロ2800円などで販売している。問い合わせは、阿部農場(電話・ファクス0156・29・7267)へ。(鈴木裕之)

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