PGつつじコースにつつじ復活 幕別
【幕別】パークゴルフ(PG)発祥の地となった町内の「つつじコース」(幕別運動公園内)で今年、3年前に植樹された花が見事に咲き、プレーヤーの目を楽しませている。一時はコース名の由来となったツツジが消えかけていたが、色とりどりのツツジの花に囲まれたコースによみがえった。
つつじコースは1983年、当時町職員だったPG発案者の前原懿さん(日本PG協会前会長)らが初めてホールの穴を掘った場所。当時、多くのツツジが生えていたことがコース名の由来になったが、近年は寿命を迎えるなどして少なくなっていた。
植栽活動は、PG誕生30周年記念事業実行委員会(浦田邦夫委員長)が2013年に実施。町民からツツジの木の寄付を募って35人が約150本を寄付し、関係者50人がコース内に植えた。
植樹して2年ほどは咲く花も少なかったが、今年は根付いた木が多く、5月末に咲き始め、6月初旬に満開を迎えた。現在は散り始めてはいるが、赤やオレンジ、白、紫などさまざまな色の花がコースを彩っている。
週に2、3回コースを利用する町内の鈴木君子さん(71)は「昨年は記憶にないが、今年は来るたびにきれいだなと思いながらプレーしていた。こんないい環境でプレーできるのは幸せ」と目を細めていた。(眞尾敦)