7月にスペーススクール 大樹 道内単独開催
【大樹】宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月、高校生に宇宙への意識を高めてもらう宿泊型体験プログラム「JAXAスペーススクール」を大樹で開催する。大樹で行われている大気球実験や、ロケットなどについて認識を深めてもらう。
スペーススクールはJAXAの主催で昨年度から始まった。青少年の宇宙や地球環境への意識を高め、好奇心や冒険心を育てるとともに、ものづくりについての興味を持ってもらうことが目的。
JAXAの施設がある国内の自治体で開かれ、今回は大樹町のほか、宮城県角田市、茨城県つくば市、東京都調布市の4会場でロケットエンジン、地球観測、人工衛星、航空技術研究について学ぶ。
大樹では昨年度も開催されたが、町外の北海道大学などでもプログラムが組まれていた。今回JAXAは昨年度の開催実績から大樹だけでも十分なプログラムを組めると判断し、道内では大樹町のみでの開催を決めた。
7月26~29日の3泊4日で、町多目的航空公園内の大樹航空宇宙実験場で行われている大気球実験について学ぶほか、施設見学なども行う。また、赤平市でロケット開発を行う植松電機から社員が訪れ、ロケットの仕組みなどについても認識を深める。そのほか、大樹町を巡るツアーも予定されている。
JAXAは「大樹町は宇宙への意識が高い地域。子どもたちが広く視野を持つことができる内容にしたい」としている。
参加希望者はJAXAホームページから申込書をダウンロードし、必要事項、志望動機を記入してメールで申し込む。締め切りは11日。問い合わせはスペーススクール運営事務局(03・5402・6471)へ。(伊藤亮太)
◆JAXAスペーススクールについて
・大樹スペーススクール2016 参加者募集中-宇宙教育センターホームページ