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見渡す黄色のじゅうたん ナタネの花満開

満開になった伊澤農場のナタネの花(26日午前9時40分ごろ、塩原真撮影)

 食用油の原料になるナタネの花が、管内の栽培農家の畑で満開になっている。黄色い花が畑一面を覆い、初夏の風にゆっくりと揺れている。

 帯広市拓成町の伊澤農場(伊澤学代表)では、十勝幌尻岳を間近に望む4ヘクタールの畑でナタネを栽培。9年前に滝川市の農家に勧められて作付けを始め、同市の農協に出荷している。昨年8月に種をまいたナタネは、冬を越して丈が1メートルほどに伸び、花をいくつも付けた。

 例年より生育は早く、先週後半からの気温上昇でさらに開花が進んだ。伊澤さんは「昨年の播種(はしゅ)から越冬までの気候も良くて、過去最高の収量だった昨年に匹敵する」と期待。花は6月中旬まで咲き、8月に収穫する。
(安田義教)

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