ツイッターでマチPR 陸別町広報マンの本間さん
【陸別】町役場町民課広報担当の本間希(のぞむ)さん(43)が、町の公式ツイッターで町内のイベントやニュースを発信し、陸別のPRにひと役買っている。本間さんは「ツイッターを見て、陸別を知って好きになってもらいたい」と話している。
町の公式ツイッターは、町のホームページのアクセスを増やし、町外者に陸別を認知してもらおうと、2009年7月、全国の市町村のトップを切って運用を開始。本間さんは5年前から担当している。他に管内市町村で公式ツイッターを運用しているのは帯広市のみ。
公式ツイッターは町のホームページにリンク。イベントやニュースを写真や動画で紹介しており、フォロワーは4月29日現在1万645人を数える。本間さんによると、全国の自治体が運用するツイッターの数が、その自治体の人口を超えているのは数例しかないという。陸別は人口の約4倍のアクセスという全国トップレベルの接触数だ。
4月21日には上陸別の牧草地隆起の話題を現場写真とともに紹介。「報道・研究機関の注目を集めている」とつぶやき、フォロワーからのリツイートが237件、「いいね」が100件を超えた。
町を代表するイベント「しばれフェスティバル」や「パッチ選手権」をはじめ、小中学校の入学式、咲き始めたフクジュソウの話題など歳時記も盛り込む。冬季間は「日本一寒い町」を積極的にPR。書き出しは必ずその日の最低気温を盛り込み、2月1日には「車の外気温は氷点下30度です。出だし好調の寒さです」と写真入りで書き込んだ。
「小さな町なので話題探しが大変だが、町外者を意識して陸別の日常を伝えていきたい。多くの人が陸別を訪れるきっかけになれば」と本間さん。陸別の旬の話題を探しに、日々町内を駆け回る。(鈴木裕之)