看護の日、病院などで高校生の看護体験盛ん
「看護週間」(8~14日)に合わせ、十勝管内の病院など36施設で「高校生ふれあい看護体験」が展開されている。道看護協会十勝支部(支部長・横尾洋子帯広第一病院看護部長)の主催。白衣を着た生徒たちが、血圧測定などの職務を通じ、看護師の責任の重さを体感している。
ナイチンゲールの誕生日の5月12日は「国際看護師の日」。日本でも1990年にこの日を「看護の日」とし、日本看護協会は前後の1週間を「看護週間」と定め、各種啓発事業を行っている。今回の看護体験もその一環で、期間中、管内18校から計234人が参加する予定。
このうち公益財団法人・北海道医療団(帯広)が運営する帯広西病院(帯広市西23南1、清水章院長)では11日午前9時半から、帯広柏葉高校(島芳一校長、837人)の3年生6人が体験。車いすの押し方などを全員で学んだ後、2人ずつ2~4階の各病棟に移動し、血圧測定やベットメーキングなどに臨んだ。
看護師志望の齋藤江里さん(17)と保健師志望の宮田莉奈さん(17)は「白衣に身が引き締まる。患者さんに話し掛けながら動作するのが難しい」と声をそろえた。(佐藤いづみ)