ふるさと館ジュニアスクール開講しサケ稚魚放流 幕別
【幕別】町ふるさと館(館長・湯佐茂雄町教委生涯学習課長)が主催する「ジュニアスクール」が16日に開講し、第1回学習会が行われた。吐月橋付近の途別川に、スクール生ら13人がサケの稚魚を放流した。
町内の5、6年生を対象とした同館の事業で28回目を迎えた。全12回の学習会では同館事業委員が講師となり、自然探索や宿泊体験、「和だこ」づくりなどを行う。
札内福祉センターで開かれた開講式で、新入生代表のあいさつをした幕別小5年の吉田圭杜君(10)は「砂金堀りが楽しみ。1年を通していろいろな経験をしたい」と話した。
この日放流した稚魚は、札内サケマスふ化場で昨年11月に採卵、1月に同館が受領し育て4・5センチほどに成長した1000匹。島村重雄事業委員長の説明の後、スクール生らがミニバケツで数回に分け稚魚を川に放した。
新入生の1人で白人小5年の松田りみさん(10)は「稚魚の放流は初めて。何匹か戻ってきてくれたらうれしい」と話していた。(杉原輝美通信員)