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園児がバナナ狩り楽しむ 新得

たわわに実ったバナナをもぎ取る園児

 【新得】屈足総合会館のさわやかホールロビーに植えられたバナナの鉢植えが、食べごろを迎えた。14日には屈足保育園(堀川美津江園長、園児35人)の園児が同会館を訪れ、珍しい“バナナ狩り”を体験した。

 バナナの木は1993年5月に町屈足在住の金徳綾子さん(72)から同館に贈られ、背丈約3メートル、幹は約15センチにまで成長した。昨年8月から青い実が付きだし、同館の職員が毎日水やりなど丹精に育ててきた。

 今年は約80本のバナナがたわわに実をつけ7本は完熟したことから、同日は園児13人が訪れ一本ずつもぎ取った。試食した高倉雫(しずく)ちゃん(5)は、「甘くておいしい。バナナの味がする」と笑顔を見せていた。

 これから完熟するバナナは、同保育園の給食のデザートに出される。菅田莉央ちゃん(5)は「早く食べたい」と待ちきれない様子だった。
(佐々木健通信員)

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