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畜大生が羊の毛刈り実習

助けを借りながら羊の毛刈り実習に臨む帯畜大の新入生(左、新井拓海撮影)

 【音更】帯広畜産大学(奥田潔学長)の新入学生を対象とした羊の毛刈り実習が11日、町駒場の家畜改良センター十勝牧場で始まった。学生たちは慣れない手つきでバリカンを握り、実習に励んでいる。

 同大1年生を対象とした全学農畜産実習の一環。2002年度に始まり、今年度は20日までの日程で262人が体験する。

 初日は共同獣医学課程の学生40人が参加。同大の手塚雅文教授(54)が「羊が苦しくないように自分の膝をうまく使って。皮膚を伸ばしながら刈ってあげること」とアドバイスし、実演を披露した。

 この後、学生たちは6グループに分かれて実習に入った。担当者の助けも借りながら、体重が約70キロある羊をあおむけに固定。羊が足をじたばたと動かして暴れる場面もあったが、慎重にバリカンを動かすと、羊毛の下に隠れていた皮膚が次第に姿を現した。

 刈り取った毛の重さは1頭当たり3~4キロ。最後に手で汚れを取り、袋に詰めた。佐藤純平さん(20)=山形県出身=は「羊は力が強く、抑えるのが大変だった」と話していた。今月下旬からは豚の飼育実習が行われる。(中島佑斗)

関連写真

  • 実演に見入る帯畜大の新入生(新井拓海撮影)

    実演に見入る帯畜大の新入生(新井拓海撮影)

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