野々村さん、服部さん 学びのスタンプ５０個獲得 上士幌
掲示板にネームプレートを置く野々村さん（左）と服部さん
【上士幌】町内の野々村敏三さん（８３）＝７区＝と服部幸子さん（７７）＝１１区＝が、町生涯学習推進協議会（会長・竹中貢町長）の生涯学習推進事業「まなびの森」の受講者に贈られるスタンプを、一区切りとなる５０個集めた。町内の高齢者学級の学級生で、スポーツ仲間でもある２人にそれぞれ第１、２号認定の達成証が贈られ、掲示板に記念のネームプレートが掲げられた。
同事業は前期（４～９月）と後期（１０～３月）に分かれ、町民参画、自然・歴史、教養・生活、子育て、健康づくりの各コースの講座で構成。５つのコースと別に町や町社会協議会、町内の各団体と連携した催し、各種教室も対象としている。スタンプは参加した証しとして受講者の手帳に押され、１回の参加で１個もらえる仕組み。５０個集めるごとに努力を称して専用のネームプレートが与えられ、その色も１００個で銀色、１５０個で金色に“グレードアップ”していく。
野々村さんは２０１３年５月３１日からスタンプの対象事業に参加。自身が会長を務める町フロアカーリング協会の交流会や教室、歩くスキー教室など精力的に体を動かし、０４年から所属する町内の高齢者学級「シルバー学級」では年１１回の活動に今年度を含めて１１年連続で皆勤賞を成し遂げる“偉業”も。１５年１０月３０日に５０個を達成し、現在は６３個に上る。
服部さんは野々村さんと同じ町フロアカーリング協会に所属し、同学級の学級生。１３年５月２７日を皮切りに、アクアウオーキング教室や水泳教室といった健康づくりのコースをメーンに活動回数を重ねている。野々村さんに次いで２月２６日に５０個のスタンプが集まり、現在は５２個を数える。
１７日には同学級の修了式後に竹中町長から２人に達成証が手渡され、町生涯学習センターの入り口前の掲示板に２人の名前と達成日を記したネームプレートが掲示された。野々村さんは「今後も健康に留意して楽しくスポーツを続けたい」、服部さんは「今は特に体も悪くないので、この状態を維持できるよう新年度も頑張りたい」と互いに意欲を見せている。（小縣大輝）
