自作石窯で本格ピザ 広尾出身上野さん、故郷に専門店
【広尾】町本通10に18日、ピザ専門店「石窯pizza grazie(グラッチェ)」がオープンする。町出身の上野晴基さん(29)が、自身で石窯を製作した。ピザは生地に十勝産小麦を使用、「広尾の旬の魚も使いたい」と、季節によってメニューを増やす考えだ。
上野さんは帯広で居酒屋を経営していたが、ピザ専門店のない地元の広尾に出店したいと戻ってきた。洋食店で働いた経験も生かしてパスタも提供する。
上野さんが作るのは「生地の外側がパリッと、中がふわっとしたナポリピザ」。より高温で焼くことができ、香りも引き立つ石窯での調理にこだわり、耐火レンガで自作した。
石窯で焼き上げる本格ピザは「マルゲリータ」「4種のチーズ」「シーフードミックス」など6種類を用意。サイズは直径25センチのMと、30センチのLがある。
パスタは「ナポリタン」「カルボナーラ」「ジャポネーゼ」など5種類があり、そのほかにもサラダやポテトフライなどのサイドメニューもそろえる。
店には18席あり、持ち帰りのほか店内でも飲食できる。将来的には宅配も検討している。宴会での利用も受け付けるほか、学生料金を設けて、「放課後に高校生などにも来てもらえたら」と話す。
営業は午前11時半から。午後8時がラストオーダー。オープンを記念して18日から3日間、通常780円のマルゲリータ(Mサイズ)を500円で販売する。上野さんは「まずはシンプルなマルゲリータやナポリタンを食べてほしい」と話している。問い合わせは同店(01558・8・7622)へ。(伊藤亮太)