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シカ肉のテリーヌなど12品試食 豊頃・名品づくり支援事業

新たに開発した製品を紹介する佐々木社長(右から2人目)と宮口町長(奥中央)

 【豊頃】町の助成を受け、食肉加工・販売業を手掛ける町内の「ELEZO(エレゾ)」(佐々木章太社長)が開発した新特産品の試食会が2日、町える夢館で開かれた。町職員ら約20人がシカ肉を使ったテリーヌやサラミなど12品を味わい、新たな町の特産品に期待を膨らませた。

 製品開発に際して、町が今年度新設した「名品づくり支援事業」に採択、100万円を補助した。同社は7月から新製品作りに取り組んできた。

 この日出品されたのはシカ肉を中心にキジバト、短角牛、ヒグマ、シャモなどを用いたテリーヌ7品、シカや牛、豚のサラミ4品、豚の生ハム1品。カボチャやイチジクなども使用、ケーキやお菓子をイメージして見た目も華やかな仕上がりになっている。

 佐々木社長は「狩猟、解体・処理、加工品、札幌のレストランを手掛け、さまざまな市場開拓を行っている。将来的には施設の規模拡大や人材育成も行い、全国に人も食材も発信したい」とあいさつ。製品を味わった参加者からは「くせもなくおいしい」「きれいな出来栄え」などと評価する声が上がった。

 最後に宮口孝町長が「初めて味わうものばかりで、高い技術力を感じた。小さな町から大きな食の夢を広げてほしい」とエールを送った。

 出品された新製品は、同社のオンラインショップで秋・冬商品として2500~3500円で販売している。町では新年度に返礼制度を開始するふるさと納税の特典品にも盛り込みたい考えだ。(末次一郎)


◆エレゾ社について
会社概要や直営レストラン情報など-エレゾ公式ホームページ

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  • 新たに開発した製品を紹介する佐々木社長

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