本格的なパン工房「シュウ」 まちマイ本別
本町中心街の「ブーランジェリー シュウ」(北1ノ4)は、町民に親しまれている本格的なパン工房だ。
落ち着いたたたずまいの店舗には、柔らかい食感と小麦の味わいが深いハード系をはじめ、調理パンや菓子パン、ラスクと多彩な商品が並ぶ。ミルクフランス、塩パンなどは午前中で売り切れする人気商品だ。
佐藤修二代表(49)は、祖父から続く町内の老舗菓子店「松月堂」に生まれ、兄の孝之さんと「菓子の家」(現在は帯広に移転)を立ち上げた。2011年、兄の帯広挑戦を受け、地元でパン店の開業を決めた。
「菓子とパンは全く異なる世界」(佐藤代表)と話すが、職人のDNAはしっかり引き継がれている。仙美里出身の妻、美和さん(47)が笑顔で店頭に立ち、佐藤代表も厨房(ちゅうぼう)から来店客に声を掛ける。「これからもお客様とのやりとりを大切にしたい」と語る。(酒井花)
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