ぶらりまち歩き ユニークメニュー「ＤｏｏＲ」 まちマイ本別
「時間が経っても麺がのびません」とユニークメニューをＰＲする木戸オーナー
「ユニークなメニューを提供する喫茶店がある」。そんな噂（うわさ）を聞き付けた。店の名は「コーヒーハウスＤｏｏＲ（ドア）」。道の駅ステラ★ほんべつから国道２４２号を足寄方面に５００メートルほどのところに店があった。
店内に一歩足を踏み入れると、オーナー木戸礼子さん（６７）が笑顔で迎い入れてくれた。噂で聞いたユニークメニューは「カナディアン」「カルフォルニアボール」「納豆丼」など。ただ、「歳を取ったので、多くはやめてしまった」と木戸さん。
今回は、１９８０年のオープン時から今も残る数少ないユニークメニュー「ドア風鍋焼きうどん」（８５０円）を注文した。ユニークなところは、麺を「うどん」か「スパゲティ」から選べるところだ。
「スパゲティ？」。驚いて木戸さんに尋ねると、「麺が伸びないので味が落ちないんです」と笑顔。食べるとその通り。最後までコシがあり、和風スパゲティのよう。寒い冬場にはうってつけだろう。迷わずスパゲティを選ぶコアなファンもいるという。
木戸さんは生まれも育ちも本別。３年ほど帯広に住んでいたこともあるが、結婚、出産を機に戻ってきた。店名は「木戸」の「戸」を英語にした。ケチャップソースでしっかり味付けしたナポリタン（７５０円）や、サイフォンで淹れたコーヒー（４５０円）が常連客の人気という。
【メモ】０１５６・２２・２８８５。営業時間午前１０時～午後７時。木曜定休。
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