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人気のきなこクッキーを商品化 更別・かっこう料理店

かっこう料理店の渡邊夫妻ときなこクッキー。後ろは新たに建設した食品加工場

 【更別】地元食材をふんだんに使った和食の「かっこう料理店」(村勢雄317、渡邊正和代表)は、店内で提供しているお茶菓子の「きなこクッキー」を土産用に商品化した。持ち帰りを希望する客の声を受けたもので、敷地内に加工場を建設、生産体制を整えた。

 2013年にオープンした同料理店は、帯広畜産大学出身の正和さん(37)・知子さん(36)夫妻が2人で切り盛り。無農薬の野菜作りにも取り組みながら、四季折々の食材を使って季節を告げる料理を出す。メニューは「やさいごはん」と「とかちごはん」2種類のコースで、冬は村内の野矢農場で収穫したダイコンや自家製がんもなどを使ったおでんが好評だ。

 「きなこクッキー」は、抹茶の干菓子としてオープン当初から食後に提供。卵や乳製品は使わず、更別産小麦きたほなみと中札内産きなこなどを使用している。「素材の味を生かして茶の味を引き立てる上に、(卵や牛乳などの)アレルギーがあっても食べられる」と、持ち帰りを希望する来店者の声が多かった。

 店内のオープンキッチンでは、販売用焼き菓子を作ることができないことから、村のふるさと創生基金事業を活用して200万円の援助を受け、貯蔵庫も備えた36・3平メートルの加工場を建設した。

 同店では現在、冬期限定の喫茶も開催中で、スコーンも1個90円で持ち帰りが可能。今後は、どら焼きやようかんなど他の和菓子も開発する予定で、渡邊夫妻は「国際トラクターBAMBAなど、更別の大きなイベントにも出店したい。季節の味をPRできたら」と張り切っている。

 きなこクッキーは1パック150円。同料理店は予約制で営業時間は午前11時~午後3時、冬期限定の喫茶は午後2時~午後5時。日曜日と祝日が定休の他、不定休。問い合わせは(0155・52・5180)へ。(小寺泰介)


◆かっこう料理店について
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  • かっこう料理店の渡邊夫妻と土産用に商品化したきなこクッキー

    かっこう料理店の渡邊夫妻と土産用に商品化したきなこクッキー

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