セラピー開業士幌に移住の三浦さん、「女性に笑顔を」
「心と体が健やかになるよう、女性の皆さんを笑顔にしたい」と意気込む三浦さん
【士幌】奈良県から町内に移り住んだ三浦加代さん（３９）が、自宅の一室に女性限定のセラピールーム「Ｌａｄｙ’ｓ Ｔｈｅｒａｐｙ Ｆｌｏｗｅｒ Ｈｉｌｌ（レディースセラピーフラワーヒル）」を開業した。メンタルセラピストなどの資格を持つ三浦さんは「心も体も疲れやすい女性を少しでも笑顔に」と新天地で意気込んでいる。
２００７年に熊本でセラピーを始めたが、１１年に出産・育児、夫琢磨さん（４０）の仕事の都合で奈良へ移り、１３年に再度開業。今回は琢磨さんが士幌の地域おこし協力隊員として着任した縁で昨年１２月に移り住み、セラピーを再開した。メンタルセラピストの他に、催眠療法で心身の不調を健全に戻すヒプノセラピストの資格を持ち、対人恐怖症や更年期障害などさまざまな悩みを持つ女性と向き合い、自身が自己解決できるよう手を差し伸べてきた。
資格の取得に至ったきっかけは先天性の病で亡くなった父勝夫さん（享年６２）の存在。投薬の治療で心身ともに弱る父の姿に「何もできなかった」と悔やみ、薬を使わないメンタル療法に興味を抱いた。薬物とは違って心を落ち着けるハーブの効能にも関心を示し、ハーブの効果や栽培、利用法をアドバイスするハーブコーディネーターの勉強も続けざまに始めた。
今年は奈良に年４回の出張カウンセリングを控えているが、「ここでしかできないことはあるはず。北海道の植物を使って人間の自然治癒力を引き出す療法や、士幌ブランドのハーブティーを開発できれば」と新たな目標を思い描いている。
場所は町士幌幹線１７０。平原団地内に位置し、道路沿いの平原公園北側。営業時間は午前１０時～午後５時。日曜と祝日は休み（変動あり）。心理カウンセリング（スカイプも対応）は１回９０分で５０００円（学生証提示で３５００円）、ヒプノセラピーは１万円（同７５００円）。ハーブに関しては出張費を除いて無料で相談に応じる。要予約。問い合わせは三浦さん（０９０・９６５８・１７４３）へ。（小縣大輝）
