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冬のツアー人気 上士幌タウシュベツ川橋梁

全体の4割ほど出ているタウシュベツ川橋梁(後方)を一目見ようと、本州から足を運ぶツアーの参加者も(17日、山下僚撮影)

 【上士幌】北海道遺産に指定されている「旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁(きょうりょう)群」の一つで、糠平湖に残る「タウシュベツ川橋梁」の見学ツアーが、今シーズンも始まっている。老朽化で完全な状態で見られる期間はわずかとの懸念から、近年は道外から足を運ぶツアー客の姿も。橋全体が姿を現す2月に近づくにつれてさらに増える見通しだ。

 ツアーは毎年、夏と冬の2回にわたって実施。近年は地元に限らず、橋の老朽化が加速している現状を考慮して“見納めに”と、東京や大阪など関東や関西方面から足を運ぶ人を含めてツアー客が右肩上がりで増えているという。

 今年度は冷夏や水位の低下で夏場の実施期間が長かった一方、冬場は結氷が進まず当初の予定より4日遅れの今月10日にスタート。NPO法人ひがし大雪自然ガイドセンター(河田充代表)の上村潤也さんによると、ツアー客は19日現在で40人程度。遠くは福岡からの参加者も見られた。現在、氷の厚さは約20センチで、橋は4割ほど見える。2月中旬ごろには今より水位が下がり、高さ11メートルの橋全体を見学できる見通しで、既に7日は団体、13日は個人の予約で定員に達している。

 橋の情報については、同センターがツイッターやフェイスブックなどで随時更新している。上村さんは「夏場に比べると傷みが広がって表面のコンクリートの穴も大きくなっている。できるだけ完全な状態のうちに多くの人に見てもらえれば」と話している。(小縣大輝) 

<タウシュベツ川橋梁ツアー>
 1月22日、26日、2月7日、15日を除く3月6日までを予定。スノーシューを履いて往復約4キロの道のりを歩き、通称「めがね橋」を30分程度見学する。所要時間は3時間半。料金はスノーシューのレンタル料込みで大人3700円(1人での参加は4500円)。対象は中学生以上。午前9時に糠平温泉文化ホールに集合する。悪天候時は中止となる。申し込み、問い合わせは同センター(01564・4・2261)へ。


◆タウシュベツ川橋梁ツアーについて
冬のタウシュベツ見学ツアー予約受付中!!-NPOひがし大雪自然ガイドセンターホームページ

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