霧氷観光が最盛期 更別村勢雄、見学ツアーも人気
【更別・中札内】本格的な冬を迎えて厳しい冷え込みが続く中、村勢雄地区の霧氷が美しい姿を見せている。全国各地から写真愛好家が撮影に訪れている他、中札内農村休暇村内の「Cafe&宿カンタベリー」(中札内村南常盤東4線、小松高広代表)が実施中の見学ツアーも人気を集めている。
同地区猿別川周辺の湿原では、氷点下20度以下に冷え込む朝は、水面から立ち上る水蒸気が氷になり草木に付着する「霧氷」が出現。帯広市内の写真家・関口哲也氏も「これだけ条件がそろう場所は他にない」と、約60年間に渡って通い続けたスポットだ。とかち帯広空港と帯広広尾自動車道更別インターチェンジからともに約10キロの地点で、周辺には村観光協会が案内看板を設置している。ベストシーズンは2月上旬まで。
車で約20分の距離に位置するカンタベリーは、美しい霧氷の世界と冬の寒さを体験してもらおうと、宿泊者を対象にした無料見学ツアーを企画。午前6時に出発し、約1時間半後に帰って朝食を食べる。料金は、1泊朝食付き男女別相部屋3950円。同2人1部屋4450円など。
小松代表は「管内の参加者も多い。地元の魅力を再発見してみては」と勧める。問い合わせはカンタベリー(0155・68・3899)へ。
(小寺泰介)
◆Cafe&宿カンタベリーについて
・エゾリス君の宿 カンタベリー-公式ホームページ