毛ガニ試験操業始まる 広尾で初水揚げ
【広尾】冬の味覚毛ガニの試験操業が十勝沿岸で始まり、23日、広尾で初水揚げされた。
十勝の毛ガニ漁は密漁による資源減少で2004、05年に休漁し、06年から試験操業を行っている。今季は広尾9隻、大樹3隻、大津6隻が操業する。
この日広尾では午前9時半ごろから漁船が続々と十勝港に帰港。鮮やかな赤色をした毛ガニを次々と市場に運び込んだ。初日の水揚げは前年比7割増の約3・3トン。価格は同3~4割高い1キロ当たり大3500~4502円、小は3000円だった。漁業者は「今年は大きいカニが多い」と話していた。
広尾漁協は12月6日午前10時から、同漁協冷凍工場前の特設会場で毛ガニ大釜ゆでの実演販売を行う。また、13日午前9時からシーサイドパーク広尾で「広尾毛がにまつり」が開かれる。(伊藤亮太)