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柳月のパティシエ3人入賞 ジャパン・ケーキショー東京

入賞を喜ぶ高橋さん、八代さん、及川さん(左から)

 全国の菓子職人が腕を競う「2015ジャパン・ケーキショー東京」(9月28~30日)で、柳月(本部音更、田村昇社長)のパティシエ3人が入賞した。昨年に続く入賞者の輩出。独創的なアイデアと技術が全国規模のコンテストで評価され、「受賞が全くない年もあっただけに光栄」(同社)と喜んでいる。

 入賞したのは、小型工芸菓子部門で3席の金賞に八代真秀さん(25)、4席の銀賞に及川結貴さん(22)、国産米粉を使った焼き菓子部門で4席の銀賞に高崎雅光さん(36)。

 同コンテスト(会場・都立産業貿易センター)は日本洋菓子協会連合会などが主催。全て食べられる素材で作ることや作品の寸法など、決められたルールの下で行われ、審査員が外観の美しさやアイデア、味など複数の項目で評価する。今年は全12部門に約2000人が出品し、柳月からは13人が応募した。

フランスの夜の街をイメージした八代さんの作品

 八代さんは2年連続3回目の入賞で金賞は初。フランスの夜の街をイメージし、ワインボトルやブドウなどの小物をシュガーペーストを使って細工した。「人と同じことをしていては金賞は取れない」と約2カ月間、仕事の合間を縫って制作に打ち込んだ。

舞踏会を表現した及川さんの作品

 及川さんは2度目の挑戦で初の入賞。ゼラチンで羽やシャンデリア、ステンドグラスを作り、舞踏会を表現した。昨年は搬送中に作品が壊れ、審査を受けることができなかった。それだけに「悔しさを晴らしたかった」という。

理想の食感を求めた高崎さんの作品

 高崎さんは焼き菓子部門では同社で初めて入賞を果たした。メープル味のタルトの甘みと、しそのしょっぱさを対比させ、甘みを引き立てた作品。理想の食感を生み出そうと、米粉と小麦粉の配合比に苦心。同僚や家族にも食べてもらい、アドバイスを求めた。入賞に「誇りに思う」と笑顔を見せている。(安倍諒)

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