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東京線利用、過去最多の29万8936人 帯広空港上半期

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 とかち帯広空港の今年度上半期の東京(羽田)線利用者数は29万8936人となり、過去最多を記録した。2011年3月の日本航空とエア・ドゥの2社運行(ダブルトラッキング)開始から4年連続で前年を上回り、ダブル化効果が鮮明となった。順調に利用が推移すれば、年度を通じ初の60万人突破も視野に入る。

 帯広市空港事務所がまとめた。これまでの最多は、02年度の29万6664人だった。

 今年度上半期の月別利用者動向は、6月を除き前年を上回った。ダブル化による利便性向上や運賃低下、機材大型化による提供座席数の増加、中学生サッカーを含む全国大会の十勝開催、底堅いビジネス利用などが後押ししたとみられる。

 JALは1日4往復のうち6月から1往復で機材を大型化、7月中旬~8月は2往復に拡大した。エア・ドゥも不定期に大型機材を投入し、上半期の提供座席数は43万3427席と前年より2万1563席(5・2%)増えた。搭乗率は前年比0・8ポイント減の69%。

 航空会社別では、JALは19万4952人(前年同期比7・4%増)が利用し、搭乗率は72・6%(同2・8ポイント減)。エア・ドゥは10万3984人(同2%減)が利用し、搭乗率は63%(同1ポイント増)だった。

 13、14年度は上半期よりも下半期の方が利用者が伸びていることから、年度での60万人超えの可能性もある。年度の最多利用者は14年度の57万7349人。

 市は総合計画で2019年度の目標として、同空港の定期便利用者数を63万1000人に設定している。同事務所は「利用者をさらに増やすため、航空会社に大型機材の通年運航などを求めていきたい」としている。(池谷智仁)

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