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「調理風景見られる『こども園』ほろん人気」 まちマイ上士幌編・番外

きょうの給食おいしそう!-。遊技場で遊んでいた園児たちもガラス越しに興味津々(塩原真撮影)

 4月に開園したばかりの町認定こども園「ほろん」(香田究園長、園児114人)の調理場はガラス張り。調理する様子が自由に見られることから、子供や保護者からも好評だ。

 「わー、きつねうどんだぁ」「おいしそう!」。午前11時ごろ、ホール内で遊んでいた園児たちが隣にある調理場に集まってきた。3人の調理員は仕上げに忙しい。加納ひとみ栄養士(54)は「丸見えなので、作る方は皆緊張しますが、苦労して作る姿を見てもらうことで、園児たちに食をより身近に感じてもらえるし、私たちも園児との距離感が縮まった」と実感している。

 旧保育所では施設の最も端に位置していた調理場だが、新園では中央にあるホール隣に位置し、ホールの小窓からも調理場がのぞける。年長組の石井汰一君(6)は「作っているところはけっこう見るよ。前よりもっと給食が好きになった」、野々村莉子さん(5)は「給食はあまり残さないよ」と笑顔。香田園長(62)は「視覚で食の大切さを訴えるのが狙い。お母さんからも好評。子供の毎日の食が気になるようで、特に送迎の際、立ち止まって中をのぞいたりしている」と話していた。(佐藤いづみ)


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