伝統校の誇り懸け激突 三柏OB合同戦初開催
帯広三条、帯広柏葉の両高校OBによる「第1回三柏OB戦」が27日、柏葉高体育館などで開かれた。野球、サッカーなど7競技で雌雄を決した。これまで競技ごとのOB戦はあったが、合同で行うのは初めて。
開会式で柏葉側の細川吉博実行委員長(27期)=博愛会理事長=は「現役時代に切磋琢磨(せっさたくま)した仲間同士、卒業しても互いに絆を深め、友情を確かめ合ってもらいたい」とあいさつ。三条側の梶原雅仁実行委員長(25期)=丸勝社長=は「OB戦が両校のこれからの歴史に刻まれるよう、次回につなげたい」と述べた。
三柏戦伝統の応援合戦では、ウイットに富んだ言葉の応酬。柏葉の見子雄一さん(25期)は挑戦状で、「よくも今まで廃校にならずに生き延びた。現代の化石に驚異の念を禁じ得ない」と、今年で創立100周年を迎える三条を祝福。三条OBでものまね芸人の島田淳史さん(48期)は得意のものまねを披露しつつ、「勝つのは三条だが、負けても思い出には残るので、良い思い出を作って」と応じた。
競技は他にラグビー、バレーボール、卓球、アイスホッケー、パークゴルフ(PG)が行われた。それぞれが現役時代に負けない熱い戦いを繰り広げながら、旧交を温めた。
実行委は来年以降も年1回の恒例行事にしたい考え。
(丹羽恭太)