「初物」ゴボウ白く長く 道内一の芽室で収穫本格化
【芽室】ゴボウの作付面積が全道一の芽室町内で、初物の収穫が本格化している。土の中から真っ直ぐに伸びた白いゴボウが次々と掘り出されていた。
町上伏古の鳥本和宏さん(43)の畑では早朝から家族やパートら計4、5人で作業。葉を切った後、収穫機で1本ずつ抜いたゴボウの向きをそろえ、コンテナの中に並べた。
今年は雨量が少なめで葉の背丈が低いものの、JAめむろによると、「水分を求め、例年よりも真っ直ぐなゴボウが多い」という。鳥本さんは「芽室のゴボウは白さと香りが強いのが特徴。独特の風味を楽しんで」と話す。
町内の今年の作付面積は約150ヘクタール。収穫は8月上旬に始まり、11月ごろまで続くほか、冬を経たゴボウは「春掘り」として出荷される。現在は主に関西方面に出荷する10キロの箱詰め作業も進んでいる。(深津慶太)