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枝豆の収穫ピーク 生産量全国一の中札内

満載になった大型ハーベスターからトラックに積み込まれる枝豆(25日午前11時ごろ、中札内村西戸蔦で。塩原真撮影)

 【中札内】全国一の枝豆生産量を誇る中札内村で、収穫作業がピークを迎えている。JA中札内村によると、収量は4200トン(昨年比600トン増)が見込まれる。

 同JAの作業は20日に帯広市川西地区で始まった。高さ3メートルを超える大型コンバイン3台を24時間態勢で稼働させ、実を次々と刈り取っていく。大豆が熟す前の緑色の状態で収穫しなければならず、時間との勝負だ。

 鮮度を保つため、すぐに同JAが運営する村内の加工処理施設へ運んで洗浄、ゆであげなどの工程を経て、収穫して3時間以内に氷点下196度の液体窒素で瞬間冷凍している。今年はさやの数も実の大きさも例年を上回っているといい、山本勝博組合長は「三粒の実が多く甘みも強い」と話す。

 村内では、農家108戸が480ヘクタールに作付け。オーストラリアなど海外へも販路を広げている。作業は9月25日ごろまで続く。
(小寺泰介)

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