リバートレッキングを観光商品化 池田・まきばの家
【池田】コテージなどの観光・宿泊施設「十勝まきばの家」(町清見、運営・大地)は、河川の自然環境を体感してもらおうと、ライフジャケットを着けて自分の体だけで札内川を流れ下るアクティビティー「十勝リバートレッキング」を新たに観光商品化した。今シーズンは9月末まで実施し、管内外の観光客を受け入れて月間50人程度の利用を目指していく。
同施設は6月、「Eボート」と呼ばれる10人乗りのゴムボートを使って夜に帯広川を3キロほど川下りする観光ツアー「十勝ナイトリバークルージング」を商品化。河川の水辺環境を利活用しつつ自然保護の重要性も伝えようと、同クルージングと同様にエールセンター十勝(運営・帯広NPO28サポートセンター)との共同開発でトレッキングも商品化した。
7月上旬には札内川で約20人が参加してモニターツアーを実施。札内橋上流付近から出発し、約1時間かけて川を歩いたり、自分の体で流れたりしながら水の冷たさや流れの感触を確かめ、札内川と帯広川の合流点近くに到着した。
アンケートでは「自然との一体感が最高」「川を流れるのが気持ちいい」「みんなで流れて仲間意識が芽生えた」などの感想が寄せられた。
新たに商品化したツアーでは、午後1時半に帯広市内のエールセンター十勝に集合し、モニターツアーと同様の行程で川を楽しむ。セミドライスーツを貸し出し、ツアー後はデザートを提供する。事前予約が必要で、3人から催行し、価格は1人5500円(保険代含む)。
十勝まきばの家の西脇あつしゼネラルマネジャーは「安全に川を楽しんでもらえるよう、経験豊富なスタッフがガイドする。札内川の清流を安全に楽しく体感してもらえれば」と話している。申し込みや問い合わせは「十勝まきばの家」(015・572・6000)へ。(水上由美通信員、井上朋一)
◆十勝まきばの家について
・十勝まきばの家-ホームページ